本日、美術考古館では、考古展示室ギャラリートーク「岡谷市考古学入門・縄文編」&体験学習スペース「火おこし体験」お披露目会が行われました!
現在の岡谷市付近に人が住み始めたと言われる約1万5千年前のお話から、縄文時代の人々の生活の様子、縄文土器の模様の秘密など、盛りだくさんのお話を聞いていただいた後、参加者の方に火おこし体験をしていただきました!
縄文時代後期頃に行われていたとされる「もみぎり(火きり棒を手で挟んでもむように回し、摩擦熱を利用して火をおこす)」と呼ばれる方法は、火種がつくまでに時間がかかり、回し続けなければいけません。今回、その「もみぎり式」火おこしも披露されましたが、大人の男性でも息が切れる大変な作業でした。
本日より、当館の体験学習スペースに設置され、実際にご来館者の皆さんに火おこし体験をしていただけるのは、「もみぎり」式より比較的簡単に火が起こせる「まいぎり」と呼ばれる方法です。
今回の火おこし体験お披露目会では、特別に火がつくところまで体験していただきました!(※体験学習スペースで体験していただける火おこしの道具は実際には火はつきません。)
筋肉痛になりそう!なかなか火がつかない!と言いながらも、やっとの思いでついた火は、消すのがもったいないほど貴重なものに思えました。きっと昔の人々は、一度つけた火は、頻繁につけたり消したりせず、大切にしていたことでしょう。
今回のギャラリートーク&火おこし体験は明日4月13日(日)10:30~にも同じ内容で開催しますので、お友達をお誘い合わせのうえ、ぜひ美術考古館へお越しください!