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胸キュン(もはや死語?)文化祭・学園祭ポスター展開催!!

大変、ご無沙汰しておりました。職員Uでございます。

最近、冷えてまいりましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか??風邪などひかないよう、暖かくしてお過ごしくださいね♪

職員Uはというと、最近、姪っ子をボーイフレンドにとられ、一足お先に、極寒到来であります。しょぼぼ~ん。悔しいですっ(TへT)!!!

…と、そんな寒い気持ちも、熱くしてくれるのが、

今回の展示「市内中学校、諏訪地区高校・大学・養護学校 文化祭・学園祭ポスター展」なのであります!!!当館1階の交流ひろばに全18校、計20作品が一堂に展示されております。

文化祭ポスター展

少し字が斜めに見えるのは..職員Uの幻覚でしょうか。

どの作品も、学生さんたちの自由な色彩や表現力、文化祭への想いが詰まっていて、とっても素敵です!!!大きくて広い背中に胸キュン(再度申し上げますが、死語でしょうか..)しちゃうような作品もございます。

文化祭ポスター展2

大きくて広い背中はこちら!!作品の裏側もぜひご覧くださいなのです!!

 

こちらの作品展は、11月20日(月)から12月17日(日)まで展示いたします。

美術考古館1階の交流ひろばで開催、入館無料ですので、ぜひぜひご来館ください!!

 

 

体験的絵画教室⑥

11月25日(土)、第6回目は、岩絵の具で四季の植物を描きました✤

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岩絵の具は、日本画でよく使われる絵の具です。

もともとは、いろいろな色の宝石を砕いて作られて、とっても高価なのですが、今は比較的お手頃な、ガラスでできた岩絵の具も売られています☆

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いろんな色があります。これだけでも美しい✦

接着剤には、昔からにかわ(動物の皮や骨を煮詰めて取ったゼラチン)が使われていましたが、修業が必要なので、今回は扱いが簡単なメディウムを使いました。

今回使うのは、黒い色紙!!!

パステルで下絵を写し、白い胡粉の絵の具でなぞっておきます。

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あとは、岩絵の具にメディウムと水を混ぜ、着色します。

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これが岩絵の具!!

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背景が黒いと、色がいっそう鮮やかに見えますね~

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岩絵の具は、油絵の具や水彩絵の具など、油やゴムで練ってある絵の具とちがい、顔料の色がそのまま出るので、発色がとってもいいのです。

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白い岩絵の具は、最後にさらっと塗って、砂糖菓子のような風合いをつくることもできます☆

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なんともおいしそうな桃です。

選ぶモチーフが皆さん違って、美しい作品がたくさんできました✤

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体験的絵画教室⑤

11月18日(土)の「体験的絵画教室」第5回目は、墨で絵手紙風の作品を描きました。

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なんと木炭を細かく砕くところから始めました!!

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木炭も接着剤がないと、せっかく描いても落ちてしまいますので、メディウムというアクリル樹脂系接着剤と水を混ぜます。

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ペンがわりに使う割り箸を削っています。

さらに水を加えながら、いろいろな墨の濃さを試します。

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木の枝もペンがわりに!!

練習が終わったら、ハガキ大の本番の紙に挑戦!

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墨が乾かないうちに金雲母、緑青などの顔料を振ると、なんとも高級感のある仕上がりに!!!

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なんとも体が温まりそうなショウガです。

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ちょっと残った木炭の粒子も、よい味わいです✦

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縁起物を描いて年賀状、ほかにも暑中見舞い、ちょっとしたあいさつにも喜ばれそうですね✦

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クリスマスカードにも!!

それにしても、皆さんお上手でした...

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体験的絵画教室④

11月4日(土)、第4回目の「体験的絵画教室」は、油絵に挑戦!

油絵といっても、油絵の具だけで絵を描くのは時間も熟練の技も必要なため、この日は透明な油絵の具を使う体験のみ行いました。

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油絵の具に使う油には、絵の具をやわらかく溶く油、下地に絵の具を接着するための油、最後に表面をコーティングして丈夫にする油があり、描きながら量を調節していくそうです。

そのときそのときで、使う油の種類や量を間違えると、長持ちするよい作品は描けないんだとか!

なんと美術館に収蔵されるような画家でも、なかなかできないほど微妙な調節なんだそうです!!

それほど扱いが難しい油絵の具なので、この日のワークショップでは、アクリルガッシュで描いた絵の上から油絵の具の透明色を塗り、ちょっと油絵っぽい味わいを楽しみました。

まずは石膏とペンキ、何色かのアクリル絵の具を使って、パステルカラーの下絵を描きます。これが下地となり、油絵の具が裏に染み出ないようになりました。

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なんだかマカロンみたいな味がしそうです...

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それが乾いたら、いよいよ油絵の具を塗ります。

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これが油絵の具!つやつやです。

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先日のワークショップで描いたテンペラ画にも、油絵の具でお化粧✤

油絵の具は白を混ぜない限り透明色なので、パステルカラーの下地が透けて、深みのあるいい色合いになります✦

油絵の具は、油で練って作られているので、ちょっと暗くて渋い色合いが特徴です。

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なんと筆も油で洗います!!

ちょっと大変でしたが、気軽に油絵の具を楽しめました☆

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アドベントカレンダーをつくろう

11月19日(日)は、アドベントカレンダーを作るワークショップを開催しました。

 

アドベントカレンダーは、クリスマスまでの期間を数えるものです。

様々なスタイルがありますが、今回はツリーの形で、小さなプレゼントボックスが7個

ついています。

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7個のちょこっとかわいいプレゼント。

クリスマスまでの毎日が、ぐっと楽しくなりますよね。

 

子供さんから大人の方まで、楽しんで作っていただけました。

 

まず円錐形のツリー本体をつくり、枝部分を貼り付けます。

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プレゼントボックスは紙コップで作ります。

 

色紙やシール、マスキングテープを使ってかわいくデコレーション。

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ペーパークラフト風のプレゼントボックスです

 

小さなツリーができました。ひとあし早いクリスマス。

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気分もちょっと華やぎます。

体験的絵画教室③

10月28日(土)、第3回目の「体験的絵画教室」は、アクリルガッシュを使って、ガラスに絵を描きました!

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アクリルガッシュとは、顔料を樹脂で練った絵の具で、水彩絵の具のように水で溶いて使えますが、乾くと耐水性になります。

アクリル絵の具と似ていますが、アクリル絵の具より不透明でマットな仕上がりになります。

今回下地として使ったガラスは、絵の具が一番のりにくい素材で、油絵の具とアクリルガッシュぐらいでしか描くことができないんです。

カーボン紙でガラスの裏面に下絵を写し、ガッシュで色を付けます。

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はみ出たところや細い線は、後でカッターで削ります。

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削った上からも、またガッシュを塗ることができます。

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なかには削り痕を模様のように見せる方も!!

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ガラスをひっくり返して表から見ると、なんともオシャレな作品ができました✤

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額に入れたら、美術館やギャラリーにある作品のよう✦

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皆さん、自由な色づかいがとってもステキでした。

体験的絵画教室②

10月14日(土)は、「体験的絵画教室」第2回目!!

1回目で作った下地に、テンペラで絵を描きました。

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下地をサンドペーパーで平らにして、下絵を描いたら、いよいよ絵の具を作ります。

材料は、粉状の顔料と、なんと卵!!!

黄身だけを取り出します...

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この黄身が、顔料を下地に接着する役割をはたします。

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顔料を、黄身と水を混ぜたもので溶いて塗ります。

意外と普通の絵の具...といった使い心地だそうです。

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レオナルド・ダ・ヴィンチも、現在のような油絵の具や水彩絵の具ができる前は、この方法で絵を描いていました。

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卵を使ったテンペラも、油絵の具も、日本画で使うにかわの絵の具も、接着剤が違うだけで、原理はすべて同じなのだそうです。

この日は、紙に銀箔を貼る体験も!!!

ここでも卵が接着剤に!

貼った銀箔の上から、絵を描くこともできます。

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銀箔を絵に貼る方も!

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キレイな発色で、すてきな作品がたくさんできました☆彡

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第3回目は、アクリル絵の具でガラス絵を描きます!

ハロウィンのガーランドをつくろう

10月7日(土)は、「ハロウィンのガーランドをつくろう」のワークショップを開催しました。

10月31日はハロウィンです。お部屋に手作りガーランドを飾って、気分を盛り上げましょう。

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カボチャやおばけ、クロネコ、魔女などの形を、色紙を切ったり、

トレーシングペーパーに写して切り、糸でつなげます。

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みんな作業に没頭する中、音楽が聞こえてきます。

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「おかやフェスタ」の催しで、美術館の前でジャズのコンサートが行われていました。

おかげでますます楽しい雰囲気です。

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さてさてどんなガーランドが出来たかな。

カラフルな魔女や棺によこたわるドラキュラ。えっ?まさかの透明人間?

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がいこつの棺の左側には透明人間。服を着て本を持っています。

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カワフルで楽しいですね

 

ぼくたちわたしたちの手作りガーランド。すごいでしょ。

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次はパズルに挑戦

 

体験的絵画教室①

9月30日(土)は、当館の花岡克行館長による「体験的絵画教室」第1回目を開催しました!

この日は、はがきサイズの板に、絵の基本となる下地を作りました。

なぜ下地が必要なのかというと、板に直接絵を描くと、絵の具が吸収されてしまって、うまく描けないのです。

 

焼物に使う粘土や、石膏、ボンド、ペンキなどを使って、3種類の下地を作ります。

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これらはほとんど、ホームセンターなどで手に入るものばかり!!

身近な材料を使っていても、専門店で売られている画材と、機能はほぼ同じなんだそうです。

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こちらは焼物用の土を使った下地です。 ピーナッツバターみたいですね~

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こちらは石膏を使った下地! 生クリームみたい?

館長も絵を制作しているので、その経験上、最も合理的な方法を考えたのだとか!

この日はにかわも使って、レオナルド・ダ・ヴィンチの時代と同じ方法の下地も作りました!!

 

このワークショップは全7回!

次からは、第1回目に作った下地に絵を描いていきます。

古典技法に挑戦したり、ガラス絵のような作品を作ったり、土で絵を描いたり…

いろいろな技法が登場しますので、今から楽しみです🎶

小学校で彫刻クリーニングを行いました

9月29日(金)は、岡谷市内の小井川小学校と長地小学校にある野外彫刻作品を、児童の皆さんと一緒にクリーニングしました。

今回も、武蔵野美術大学の黒川弘毅先生にご指導いただきました。

 

この日クリーニングした作品はすべて、岡谷市出身の彫刻家、武井直也のものです。

これは小井川小学校の《母と子》。

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小さな作品ですが、5年生の皆さんが交替しながら洗いました。

皆さん、彫刻に触るのは初めての人が多かったようです。

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いろんな感想を言いながら、楽しんで磨いてくれました!

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ワックスを塗って磨いたら、こんなにきれいに!!!

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こちらは同じ小井川小学校の《折井房之先生像》。

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なんと100年ほど前に、小井川小学校に在職していた先生がモデルになっています!

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時間の都合で、この作品のクリーニングは黒川先生と当館職員だけで行いましたが、こちらも見違えるようにきれいになったので、ぜひじっくり見てみてくださいね。

 

次は長地小学校の《親子》。

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こちらも5年生の皆さんがクリーニングしました。

ピカソみたいな、ちょっとヘンな形の作品に、興味津々!!

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みんな交替時間が待ちきれない様子で、「交替!」「早く!」なんて声も!!

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ワックスでつるつるになった作品を触って感激☆彡

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皆さん、暑いなか、ありがとうございました!