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長野県信濃美術館移動展

12月4日から、長野県信濃美術館移動展が始まりました!

この展示会は、長野市から離れたところに住む方にも信濃美術館の収蔵作品を身近な場所で鑑賞していただくため、同館が1979年から開催しています。

今年は、岡谷美術考古館に来ていただきました!!

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展示品は、信州にゆかりのある作家の作品や、信州の風景画です!

 

中でも風景画は、同じ場所を描いていても、描く人によって色や描き方、構図などが違っていて、まったく別の場所のように見えておもしろいですよ☆

風景の中の季節や時間、どんな音が聞こえそう?作者はどんな気持ち?など、想像しながら見るのも楽しいと思います♪

少し昔の岡谷?と思われる作品もありますよ!!

 

皆さんのお気に入りの一枚が見つかるかもしれません♪♪

会期は12月15日(火)までと短いので、ぜひこの機会をお見逃しなく!!

 

また会期中の土・日は、市民の皆さんから募集した、対話型鑑賞をする美術館協力員の方がいらっしゃいます!

対話型鑑賞とは、作品の題名や、作者は誰かといった知識をまず抜きにして、作品そのものを見て感想や気づいたことを自由に話す鑑賞法です。

なので、作品について知らなくても、子どもから大人まで楽しめます♪

美術館協力員の方は、常に会場にいてくださるわけではないのですが、もし見かけたら、気になる作品について、ぜひお話をしてみてはいかがでしょう?

自分では気づかなかった見どころや、違った感想が聞けるかもしれません☆

ぜひお越しください!!!

たのしの森市 出張ワークショップ ‘アイロンビーズでキーホルダーをつくろう’

11月28日、29日には、ララオカヤ2階で‘たのしの森市2015’が開催されました。

当館では、28日にアイロンビーズの出張ワークショップを出店しました☆

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誰もいませんが、開店前の準備中です^^

会場いっぱいにクラフトや食べ物などのブースが並んで、たまに合奏や歌も聞こえてきて、とってもにぎやかです♪♪

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後ろにはバルーンアートの出店もありました!!

アイロンビーズは大人気で、朝10時の開場直後から、たくさんのお客様が来てくださいました!!

作り方は、見本の絵柄を見ながら、プレートの上にいろいろな色のビーズを置いていく、というとってもシンプルなものです!

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作り始めると、皆さん真剣そのものです!!

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子どもも大人も夢中になるアイロンビーズ、すごいですね...

絵柄もたくさんあるので、選ぶ楽しさもありますね☆

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中にはオリジナルな作品や、用意してある絵柄を自分流にアレンジする方も!!

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恐竜の絵柄に背景をつけて、和風の竜っぽくしました☆

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進化系ピカチュウです!!!

ビーズを並べ終わったら、オーブンシートをのせ、アイロンをかけます。

すると、アイロンの熱で、バラバラだったビーズが溶けてくっつきます!

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冷ましているところです...

今回は穴をあけてキーホルダーの金具をつけましたが、ストラップやモビールにしたり、何もつけずコースターにしたりと、いろいろな使い方ができそうですね☆

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なんと今回、事前の新聞記事でこのワークショップの開催を知った近隣の方が、使わなくなったアイロンビーズをたくさん寄付してくださいました!!!

当館では用意していなかった珍しい色もあって、参加者の皆さんにも喜んで使っていただきました!

本当にありがとうございました!!

 

おかげさまで1日中大盛況でした!

参加者の皆さん、ありがとうございました!!

12月のワークショップにぜひご参加ください!

12月のワークショップの試作品ができました☆

12月6日(日)の午後1時30分から、‘紙版画で申年の年賀状をつくろう’を行います!

ハサミで紙を切ったり貼ったりして版を作ります。

危険もなく、小さいので気軽に作れますよ♪

版画独特のあたたかい雰囲気がありますし、はがき全面に絵柄を刷れば、何も書かなくても完成しちゃいます☆

今年は楽に(笑)楽しい年賀状を作ってみませんか?

定員20名、参加費は無料です。当館までお申し込みください!

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12月12日(土)には午後1時30分から、‘クリスマス!サンキャッチャーをつくろう’を行います!

こちらはプラ板や、毛糸でつくったボンボン、ビーズを組み合わせてサンキャッチャーを作ります。

そのまま窓辺などに吊るすのはもちろん、クリスマスツリーの飾りにもなります☆

定員20名、参加費は100円です。こちらも当館までお申し込みください!

 

大人の方でもお子様でも、どなたでもご参加いただけます!!

小さなお子様でも、お兄さん・お姉さんや保護者の方のお手伝いがあればできますよ♬

それから、普段使い慣れているハサミがあれば、持ってきていただくと作りやすいと思います!

 

ぜひご参加ください!!!

安藤美香ワークショップ‘掛け軸に水墨画を自由に描いてみよう’

11月23日に、安藤美香さんのワークショップ“掛け軸に水墨画を自由に描いてみよう”を行いました!! 書道などをやっている方でない限り、普段の生活で筆や墨を使うことはあまりないのでは?ということで、まずは筆に慣れる練習から始めてくださいました! 筆でいろいろな線を描きます。 太くてしっかりした線、細い線、だんだんかすれていく線、水をたくさん含ませた薄い線... くねくね曲がった線や、渦巻き模様も描いてみます☆

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線だけでも、こんなに色んな種類が描けました!!

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次は点を描く練習です! 小さい点、大きい点、丸い点、しずく型の点...

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大きくて丸い点は、筆をしっかり置いて、ぐる~っと手首を回して描きます☆ なんだか貝殻や花の形にも見えますね!! これだけでも墨がいい感じににじんでキレイですね✶

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線や点の練習が終わったら、いよいよ絵を描いてみます!! 安藤さんがこの日のために用意してくださった野菜や果物がこんなにたくさん!!

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まずは安藤さんが描き方のポイントを教えてくださいます。 さらさら~っと、水が流れるように鮮やかな筆さばきです!!

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大人の方もお子様たちも、安藤さんが描いている様子に釘付けで、「かっこいい~」という声も聞こえてきます。

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安藤さんが描いた野菜たちです。さすがプロですね!!!

自分の好きなモチーフを選んで、よく見て描きます... 皆さん、先ほど練習した線や点を上手に使って、思い思いに描いていきます。

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安藤さんの作品と同じく、モノトーンの墨だけでなく、色も塗ります。

用意してくださったのは、なんと中国の水墨画用の絵の具です!! 学校などで私たちが使う絵の具のように原色ではなく、自然の木や草を思わせる微妙な色がキレイです☆

練習といっても、皆さんとってもお上手です。

当館の展示品、目切遺跡出土「壷を持つ妊婦土偶」を描いてくださった方も!!

練習が終わったら、いよいよ掛軸に絵を描きます!!!

立派な掛軸ですね~!水墨画が映えそうです!!

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同じ柿を描くのでも、柿だけを描く人や、枝も一緒に描く人、すみずみまでしっかり色を塗る人、ちょっとだけ塗って空白を生かす人など、いろいろな描き方があっておもしろいですね☆

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大きなカボチャが3つ!迫力あります!

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おいしそうな白菜ですね☆

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水墨画をやっていらっしゃる方です。さすが経験者ですね!!

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メルヘンな世界ですね!かわいらしい✿

自分で絵を描いた掛け軸を部屋に飾ったら、とってもステキでしょうね☆ 安藤さん、参加者の皆さん、ありがとうございました!!

岡谷市役所前の野外彫刻クリーニングをしてみましょう

11月21日に、ただいま開催中の「彫刻家 武井直也の軌跡展」の関連イベントとして、岡谷市役所前にある野外彫刻作品のクリーニングをしました。

8月2日に実施した岡谷湖畔公園の彫刻クリーニングに続き、保存処理も含めたクリーニングは2回目になります!

前回に引き続き、武蔵野美術大学教授の黒川弘毅先生と、八ヶ岳美術館の皆さんにご指導いただきました。岡谷東高校の美術部の皆さん、そして地元の皆さんも大勢参加してくださいました!

 

今回は、岡谷市役所正面玄関前にある清水多嘉示の《のびゆく》をクリーニングしました。

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南向きで日当たりのよい場所に設置されたこの作品は、長年紫外線にさらされて塗料が劣化し、赤っぽい粉状になっています...

まずは、劣化した塗料を洗い落とすことから始めました!

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ブラシでごしごし磨くと、赤茶色の塗料がこんなに!!!

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3回ほど水で洗い流しながら、ようやく塗料が落ちました!

作品を完全に乾かしたら、蜜蝋のワックスを塗ります。

以前も参加してくださった方がほとんどだったので、皆さんとても慣れています!!

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バーナーでワックスを温め、均等に行き渡るようにします。

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ワックスが冷めたら、布で磨いて完成です!!

クリーニング前は赤茶色だったのが、ツヤツヤのチョコレート色になりました✴

前よりずっと、のびのびしてる感じがしますね☆

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ワックスは時間とともに落ちるため、今後も1~2年ぐらい間隔をあけてクリーニングと保存処理をしていく予定です。

ご興味のある方は、お気軽にご参加ください!!

生まれ変わった《のびゆく》をぜひ見てくださいね!!!

特別企画展「新世代アーティスト展 安藤美香」

11月20日から、「新世代アーティスト展 安藤美香」が始まりました!!

「新世代アーティスト展」は、国内外で活躍の幅を広げている新進気鋭の若手アーティスト3人を連続してご紹介する展示です。   第3弾は、水墨画家の安藤美香さんの作品を展示します。

安藤さんは、中国芸術研究院で学び、日本人で初めて水墨画の博士号を取られた方です! 水墨画というと、モノトーンの世界を思い浮かべますが、安藤さんの水墨画は鮮やかな色に満ちています!

安藤さんの作品には、水墨画らしいダイナミックな筆さばきを感じられる‘写意画(しゃいが)’と、日本画に通じるような緻密な‘工筆画(こうひつが)’の2種類があります。

写意画は、描くモチーフやその場の雰囲気を感じたままに一気に描く技法です。日本では、禅の精神世界を表す禅画や、江戸時代の文人画などの水墨画として定着したそうです。

連作《版納(バンナ)印象》は、安藤さんが2013年に中国雲南省のシーサンバンナ自治区に滞在して描いた作品で、芭蕉やブーゲンビリアなど、いろいろな熱帯植物が描かれています!

今回展示したのはなんと15点!! 迫力ある墨の筆づかいや、ところどころに鮮やかな色がちりばめられた作品たちに囲まれていると、まるで熱帯の森にいるような気分になりますよ☆

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《版納印象》宣紙、顔料、墨 2014年

特にこの連作でぱっと目を引くのは、鮮やかな赤です!!ピンクっぽい赤や、オレンジがかった赤など、微妙に違う色みの赤が楽しめますよ!他にも、緑や黄色、青なども使われていて、墨と混じってすごくきれいな色合いになっています✧

工筆画の中でも特に目を引くのが、《百合図屏風》です!

大きな掛軸に仕立てられたこの絵は、百合の花が描かれた屏風を描いたものです。絵の中にまた絵がある、という感じですね!

百合の花びらがところどころ透けているように描かれていたり、きれいな鳥がいたり、と見どころはたくさんありますが、なんと屏風のなかに描かれているはずの百合の花から、花びらが屏風の外に落ちています!! なんてステキな演出でしょう!!

この《春宵桜花図(はるよいおうかず)》という3部作も、背景の緑色や、透明に見える桜の花びらがとっても美しいです!

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《春宵桜花図其の二》 絹本、顔料、墨 2013年

これらの工筆画は、絹地に描かれていて、すごくやわらかそうな質感があります! 色も鮮やかでキレイですが、線も細かくて、見ていると気持ちがきりっと引き締まるようです!!

それから、大きな金屏風も展示させていただきました!!ピンクのラナンキュラスの花が金色の地に映えて、とっても迫力がありますよ!!

水墨画というと、日本では何となく昔のもの、といったイメージですが、中国では「現代水墨画」というジャンルがあり、新しい表現に挑戦する作家さんたちがたくさんいるのだとか!安藤さんも、伝統的な水墨画の手法を用いながらも、それにとらわれない斬新な作品を次々に発表されています!!

安藤さんが中国で学んだのは、中国から日本に水墨画が伝わる以前の技法とのことです。 中国では、写意画も工筆画も900年代には描かれていたそうで、そんなに昔の絵画が現在にも引き継がれているなんて、すごくロマンがありますね!!

これから寒くなる時期ですが、皆さんもぜひ、鮮やかな花たちを見て、気持ちだけでも暖かくなっていただけたら...と思います!!

石膏ブローチをつくろう

11月14日に、ワークショップ‘石膏ブローチをつくろう’を行いました!

なぜ石膏で??といいますと、ただいま開催中の特別企画展‘彫刻家 武井直也の軌跡’にちなみ、ブロンズ彫刻の作り方の一端を体験していただけたら...と思い、型取りの素材として使われる石膏を使ってみました!!

ブロンズ彫刻は、まず粘土で作りたい形を作り、石膏やシリコンなどで何段階にもわたって型をとり、溶けた銅を流しこんで作ります。

この過程で作るのが、石膏原型です!これは何回か繰り返し使えるので、これをもとに同じブロンズ像を何体も作ることができます。

ブロンズ彫刻を作るにはたいへんな手間と時間がかかるので、この日参加してくださった皆さんには、この石膏原型の段階までを体験していただきました!!

まず、型をとるのに使うのは、お湯につけるとやわらかくなるプラスチック粘土です☆

好きな形を作り、冷えて固まったら...

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今度は別のプラスチック粘土で、型をとります。

この粘土は、わりとすぐに冷えて固くなってしまうので、けっこう大変です!

ですが皆さん手早くキレイに作っていらっしゃいました✧

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原型(左奥)と型(右奥)です。これだけでもかわいい!!

型ができたら、水で石膏を溶きます。3分くらい、ひたすらかき混ぜると、だんだんとろみが付いてきます。

あんまり固くなりすぎても型に流せなくなりますし、柔らかすぎてももろい作品になってしまうので、タイミングが重要です☆

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10分ぐらいたって固まったら、型から出します。

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このまま乾燥すると、真っ白ですべすべに仕上がります!!

最後に色を塗って完成!!

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ですが、完全に石膏の水分が抜けるまで2日ほどかかるので、ブローチピンはその後、おうちで付けていただくことにしました。

ちょっと手間がかかる工程でしたが、皆さんスムーズに、ステキな作品を作られていました!!

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ありがとうございました☆

童画館通りでTrick or Treat

10月25日、ハロウィンイベントとして、“童画館通りでTrick or Treat”を行いました!!
イルフ童画館では、毎年恒例のイベントだったのですが、今年は美術考古館も一緒に開催させていただくことになりました!

今年は、子どもたちにお菓子をくれるお店の方々にもお返しができたら・・・ということで、各店舗の宣伝になるフラッグを作って、プレゼントすることになりました☆
まず、1人1枚、キャンバス地に絵を描いて、フラッグづくりです!
それぞれ、担当するお店は、くじ引きで決めました。

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みんなお店の特徴を上手にとらえてくれてます!!

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フラッグができたら、それぞれ好きなおばけに仮装です!!!
ゴミ袋や画用紙を使って、魔女やドラキュラに変身!!
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オレンジ色のとんがり帽子が人気でした☆

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メイクもばっちりです!!

準備ができたら、フラッグを持って童画館通りとイルフプラザに出発!!!
回るお店は全部で27箇所!! お菓子とスタンプラリーのスタンプをもらいながら回ります。

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みんな1時間ほどで、すべてのお店を制覇しました!
そして美術考古館前には、童画館通りの魅力を発信するキャラクター、かやちゃんが登場!

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なんとハロウィン仕様!! ちょっと小悪魔なかやちゃんです☆☆
かやちゃんからもお菓子をもらって、みんな大満足でした!

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特別企画展〝彫刻家 武井直也の軌跡〟

10月17日から、特別企画展「彫刻家 武井直也の軌跡」を開催しています!!
岡谷市出身の武井直也(1893-1940)は、大正から昭和にかけて、フランスにわたり彫刻を学び、日本美術院展(院展)や文部省美術展覧会(文展)を中心に活躍した彫刻家です。
フランスの近代彫刻といえば、「考える人」を作ったロダンが有名ですが、武井が学んだのは、ロダンの弟子、ブールデルです。
帰国後もブロンズ彫刻や大理石彫刻といったさまざまな表現に挑戦したり、彫刻の基本に立ち返ることを目指して日本彫刻家協会を立ち上げるなど、生涯パワフルに活動しました!

活動拠点は主に東京に置きましたが、たびたび帰郷して、故郷の人たちを集めて彫刻講習会も開いていたのだそうです!

展示作品は、男性や女性の裸体彫刻や、頭だけの彫刻、地元の人をモデルにした胸像など、さまざまです。
とても写実的で、一つ一つ見ていると、「こういう人が実際にいたんだなあ」としみじみ思います。

ところで、以前にも当館で武井直也の作品展を何度か開催していますが、同じ彫刻を学校や公園などでも見た、という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ブロンズ彫刻は、石膏で作った原型をもとにして鋳型を作り、溶けた銅を流し込んで作ります。そのため、一つの原型からいくつもブロンズ彫刻を作ることができるのです(といっても、何回も作っているとだんだん形が変わってしまうので、数個しか作れません)。
当館には、遺族の方から寄贈していただいた石膏原型がたくさんあるので、それをもとにブロンズ像が複数作られ、市内のいろいろな所に設置されました。
ブロンズ彫刻には、いろいろな色の塗料が塗られていて、渋みのあるいい色合いが出ています!造形の美しさとともに、そんな色の違いも楽しんでいただけると思います。

もうひとつ圧巻なのが、大理石彫刻です!!
自然の石の持つやわらかい白さや、ツヤがなんとも美しいです✦

武井直也 黎明

「黎明」 1938年 大理石 第2回文部省美術展覧会出品

ですが、この作品は約230kgと、ものすごく重いんです!!
その重さを感じさせず、上品でやわらかな質感を出すのは、武井直也のすごさですね!

ぜひこの機会に、武井の作品の迫力を、間近で感じていただけたらと思います!!

関連イベントとして、11月3日(火)13:30から、本展のゲスト・キュレーターとしてご協力いただいた日本近代彫刻の専門家である井上由理氏の作品解説が行われます。
またこの日は、当館のリニューアル開館2周年記念として、無料開館いたします!
ぜひおこしください!!

それからもう一つ、11月21日(土)10:00から、地域交流イベント「岡谷市役所前の野外彫刻クリーニングをしてみましょう」を行います!
これは、風雨にされされる野外彫刻の汚れを落とし、ワックスを塗って表面の塗装を保護する作業です。
作品が見違えるようにきれいになる様子を実感していただけますので、ぜひふるってご参加ください!!
また、今年の8月2日にも、岡谷湖畔公園の作品のクリーニングを行いました。
クリーニング後の作品は、ツヤを取り戻し、野外美術館のように美しい仕上がりとなっていますので、こちらもぜひご覧ください✦✦

星美加ワークショップ〝摩訶不思議な背景に絵を描こうー銀箔を使って〟

10月10日(土)、星美加さんのワークショップ“摩訶不思議な背景に絵を描こう―銀箔を使って―”を行いました!!
銀箔というと、なんだか豪華な感じがしますね☆
どんな絵ができるんでしょう?

まず、「ジェッソ」という絵の具で赤く塗られた画用紙に銀箔を貼ります。
銀箔は、とても薄くて、ちょっと風が吹いただけでも、めくれてシワになってしまいます。
「蝋引き紙」というつるつるの紙を銀箔の上にそうっと置いて、銀箔をくっつけます。

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赤く塗られた画用紙に、「グロスメディウム」というノリのような薬剤を塗って、銀箔のついた蝋引き紙を乗せ、銀箔を移します。

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よく空気を抜いて、絵を描くための土台が完成しました!!

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本当は、この銀箔を貼る工程も、参加者の皆さんに体験していただけたらよかったのですが、時間の都合もあり、ここまでは、前日に星さんと職員が行いました。

いよいよワークショップ当日です!
前日準備した銀箔の画用紙に、グロスメディウムで絵を描きます。
グロスメディウムは透明なので、描いたときは絵がよく見えないのですが・・・・

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上から硫黄(ムトウハップ)を塗ると・・・あら不思議!!

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ムラが出ないよう、上から新聞紙を敷いて硫黄を塗ります

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メディウムで描いた絵だけが銀色に残って、他のところが茶色くなっていきます!!!
これは、化学反応で銀が硫化されて茶色くなる現象だそうです!
メディウムを塗ったところは、マスキングされて銀色が残るんですって!!
硫黄を厚く塗るほど、茶色も濃くなります。
色の出方も、ムラがあっていい感じです!きれいな青緑色に変化するところもあります✦

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自然現象ってすごいですね!

有名な尾形光琳の「紅白梅図屏風」の水の流れの部分も、この技法を使ったと考えられているそうです!
ちなみに、星さんがこの技法で描かれた作品がこちらです!!

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「Phrase」 2010年 パネル、銀箔、アクリル、油彩

最初は「難しそう・・・」と言っていた子たちも、いつの間にか絵の世界に没頭して描いていました!
ドライヤーで乾かしたら、アクリル絵の具を塗って仕上げます。

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銀色と茶色がうまく生かされた、ステキな作品ができあがりました!!
わかりやすく教えてくださった星さん、参加者のみなさん、ありがとうございました!!

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