11月21日に、ただいま開催中の「彫刻家 武井直也の軌跡展」の関連イベントとして、岡谷市役所前にある野外彫刻作品のクリーニングをしました。
8月2日に実施した岡谷湖畔公園の彫刻クリーニングに続き、保存処理も含めたクリーニングは2回目になります!
前回に引き続き、武蔵野美術大学教授の黒川弘毅先生と、八ヶ岳美術館の皆さんにご指導いただきました。岡谷東高校の美術部の皆さん、そして地元の皆さんも大勢参加してくださいました!
今回は、岡谷市役所正面玄関前にある清水多嘉示の《のびゆく》をクリーニングしました。
南向きで日当たりのよい場所に設置されたこの作品は、長年紫外線にさらされて塗料が劣化し、赤っぽい粉状になっています...
まずは、劣化した塗料を洗い落とすことから始めました!
ブラシでごしごし磨くと、赤茶色の塗料がこんなに!!!
3回ほど水で洗い流しながら、ようやく塗料が落ちました!
作品を完全に乾かしたら、蜜蝋のワックスを塗ります。
以前も参加してくださった方がほとんどだったので、皆さんとても慣れています!!
バーナーでワックスを温め、均等に行き渡るようにします。
ワックスが冷めたら、布で磨いて完成です!!
クリーニング前は赤茶色だったのが、ツヤツヤのチョコレート色になりました✴
前よりずっと、のびのびしてる感じがしますね☆
ワックスは時間とともに落ちるため、今後も1~2年ぐらい間隔をあけてクリーニングと保存処理をしていく予定です。
ご興味のある方は、お気軽にご参加ください!!
生まれ変わった《のびゆく》をぜひ見てくださいね!!!