オリジナルグッズが増えました!!

美術考古館に縄文グッズが増えました☆

縄文土器によく付いている顔型の飾り、顔面把手(がんめんとって)のミニチュア(¥300)です❤ しかも手作り!

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顔面把手の付いた土器は、岡谷をはじめ、中部山岳地域に特徴的な土器なんです。

手のひらサイズなので、そのままペーパーウェイトにしたり、磁石を付けてマグネットにしたり、穴の開いたものは皮紐を通してチャームにしたりと、日常のなかで気軽に縄文気分を楽しめそうです🎶

こちらは、縄文人もナイフなどにして使っていた黒曜石をとじこめたキーホルダー!(¥100)

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黒曜石には、なんと魔除けの効果もあるそうです✦

そのままだと切れ味鋭く、ちょっと危ない黒曜石も、これならお守りとして気軽に持ち歩けますね^^

もっと大きな、そのままの黒曜石も販売しております。(¥100~)

ご来館の際には、ぜひチェックしてみてくださいね♪

なお、当館では縄文にちなんだ特別企画展「恵みを生み出す器 縄文中期の顔面把手大集合」を開催します!どんな顔に出会えるんでしょうか??

ぜひこちらもご覧ください✦

8月18日(土)~9月17日(月・祝)までです。

特別企画展 早出守雄展―早出先生と教え子たち―

今年は美術考古館の移転開館5周年!

特別企画展が目白押しです!

 

まずは早出守雄展!

岡谷が生んだ偉大な水彩画家、早出守雄と、美術教師だった早出が育てた教え子たちの作品を展示しております。

当館では、これまでにも何回か早出守雄展を行ってきましたが、教え子たちの作品も一堂に会した展示は、今回が初めてです。

今回は当館の収蔵品とともに、ふだんなかなか見られない、ご遺族や他館所蔵の作品もたくさんご覧いただけます。

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7月26日から開催していますが、とっても大人気!!

高校時代に早出に教わったという方も多く、懐かしい郷土の風景画は今も多くの人に親しまれています。

「信濃路の駅」 1956年

《信濃路の駅》 1956年

何気ない風景だけれど温かみあふれる早出の作品は、当時を知らない若い方々や、地元以外の方にもきっと楽しんでいただけることでしょう✦

早出は岡谷東高校・岡谷南高校・諏訪清陵高校に赴任したので、教え子の皆さんの作品は学校別に展示しました。

皆さんそれぞれ作風が異なり、早出の作風とも違うのですが、なんと学校ごとに傾向があることがわかりました!

早出が赴任していた時期とも関係があるのでしょうか?

「小女、東校生徒」1947年 - コピー

《小女、東校生徒》1947年

早出の作品、教え子の作品、どちらも見ごたえあふれる展示です!

8月26日(日)までの開催です。

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8月19日(日)には、画家の髙橋靖夫さんによるギャラリートーク「父、貞一郎と早出守雄」を開催します。

早出が深く尊敬したという髙橋貞一郎。両者の思い出やエピソードを、貞一郎のご子息、靖夫さんにお話しいただきます。

ご興味のある方は、ぜひご参加ください!

軽トラ市

8月5日は、童画館通りの軽トラ市の日!

当館では、スーパーボールすくい&UVレジンのキーホルダーづくりを行いました!

テラスでは、イルフ童画館の皆さんによる缶バッジづくりも!

どれも、とっても賑わっておりました☆

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なかでも、レジンは大人気!!

7月28日のきつね祭りにも同じワークショップを行ったのですが、行列ができるほどの人気ぶり!!

そのとき参加できなかった方も、楽しみにしていて来てくださいました✧

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貝殻にビーズやキラキラをボンドで付けて、透明なレジン液を入れて固めます。

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紫外線を当てる機械に入れると、5分ぐらいで固まります。

レジンの部分が水のように涼しげです✧✧

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レジンでつくった魚の形の飾りも入れて、さらにかわいく夏仕様に✤

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海みたいにさわやかなキーホルダーができました✧

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体験的絵画教室 スクラッチ画2

7月14日と21日は、白黒のスクラッチ画を描きました!

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今回は専用のスクラッチボードを使いました。

描きたい絵の裏にパステルを塗って、ボードの画面に置きます。

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上から線をなぞると、真っ黒な画面に絵が写し取れました!

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画面をカッターなどで削ると、白い面が出てきて、白黒の絵が描けます。

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単純だけれど、なかなか地道な作業です...

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じっくり時間をかけて、緻密な作品が完成しました✧

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小さな額に入れたら、さらにすてきに仕上がりました✧

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額にも色を塗ると、まったく違った雰囲気になります。

カラフルなスクラッチ画を入れてもステキですね✧

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少しあいだが空きますが、10月には、色紙に四季の花を描きます❀

 

体験的絵画教室 スクラッチ画1

7月7日の体験的絵画教室は、クレヨンを使ってスクラッチ画を描きました✤

白いボードに、クレヨンでいろいろな色を塗り、グラデーションをつくります。

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皆さん「懐かしい...」と楽しそうです🎶

紙がデコボコしているので、全体にしっかりクレヨンが入るよう、紙でこすってなじませます。

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一人ひとり色あいや塗り方が違って、これだけでもアート作品のようです✶

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全面に色が塗れたら、上から黒いガッシュを塗ります。なんだかもったいない...

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絵の具をが弾かれないよう、少し洗剤を混ぜます。

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絵の具が乾いたら、カッターナイフで表面を削り、好きな絵を描きます✧

カッターで絵を描くって、なかなかないですよね^^ おもしろそう☆

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するとどうでしょう....クレヨンの色があらわれて、なんともカラフルな絵ができあがりました!!

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次は白黒のスクラッチ画を描きます!

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体験的絵画教室 好きな絵の模写2・3

6月16日、23日は、いよいよ絵を描き始めました!

16等分した画面に、1区画ずつ写していきます...

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アクリルガッシュで色を付けます✤

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アクリルガッシュは不透明な絵の具なので、下地の黄土の色を隠してくれます。

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筆のタッチも真似します。

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ペンで縞模様を...細かい!

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さわやかな色合いです❅

本物そっくりの作品ができました!!

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すてきなインテリアになりそうですね✤

自分で描いたとなると、ますます愛着がわきそうです♡

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次はスクラッチ画を描きます!

どんな絵なんでしょう??楽しみです♪

ミニチュアとってちゃんをつくろう

6月12日は、当館のすぐ近くの海戸遺跡から出土した、縄文時代の顔面把手付深鉢形土器(がんめんとってつきふかばちがたどき)が国重要文化財に指定された日です✦

顔面把手付深鉢形土器(加工) 

それを記念して、6月10日のワークショップでは、顔部分だけをかたどった小さな置物をつくりました✤

この顔のように、土器のヘリに付いている飾りを「把手(とって)」と呼びます☆

作り方は超簡単!!

なんと型をご用意しましたよ~

粘土を型に入れて、はずします。

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周りのいらないところをハサミで切り落とし、穴をあけます。

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形をととのえて、目や口をくっきりさせて、できあがり✨

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髪の毛?の部分の切れ込みも再現!

紐をとおしてキーホルダーにしたり、マグネットをつけたり...

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この粘土は乾燥すると耐水性になるので、すぐに使えます☆

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土器の全身像も作ってくれました!!!

 

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勾玉も作ってくれました☆

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リボンにピラミッド☆

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葉っぱ型ペンダント♡ 余った粘土でいろんなものができました。

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マーブル模様もすてき✤

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こういうのも、実際に出土しそうですね☆

生活の中で気軽に縄文の気分を楽しんでくださいね^^

体験的絵画教室 好きな絵の模写1

6月9日からは、好きな絵を模写します✤

この日は、描きたい絵を選んで、絵を描くための土台を準備しました。

あこがれの作家の絵を描けるなんてステキですね☆

まず、描きたい絵と、絵を描く画面を16等分します。

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高橋貞一郎も大好きだったポール・セザンヌ✦

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こうして1区画ずつ写すようにすれば、格段に描きやすくなりますね✤

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下地の黄土を塗って、この日は終了!

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次はいよいよ絵を描いてみます!

安藤美香ワークショップ 美濃和紙に描く水墨画

6月3日(日)は、岡谷市出身の水墨画家、安藤美香さんを講師にお迎えし、ワークショップを開催しました!

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ただいま、当館では収蔵作品展「墨の世界 東洋の美」を開催しておりますので、ぜひ「見るだけでなく、描いて体験していただきたい!」と思い、企画しました。

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安藤さんは、中国芸術研究院に留学され、日本人として初めて中国水墨画の博士号を取得されました!!

当館でも2017年に展示を開催し、作品をご覧になった方も多いのではないでしょうか?

この日は、ハガキ大の「美濃和紙」という珍しい和紙に、夏らしいモチーフを描きました。

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先生のお手本の数々...見ているだけで涼しげです✤

まずは、筆の持ち方から、線の練習...

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金魚やハス、スイカ、カエルを、先生に描き方を教わり、お手本を見ながら描いてみます。

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習字紙や水彩紙で十分に練習してから、本番の美濃和紙に描きました。

紙によって描き味や墨の広がり方がぜんぜん違うそうです!

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これは水彩紙に描いているところです。暑中見舞いにも使えるよう、裏がハガキになっています!

キレイな色の絵の具も使います。これは中国水墨画用の絵の具だそうです!

雰囲気のある微妙な色がとっても美しいです✦

この日は美濃和紙職人の寺田幸代さんも、岐阜県から来てくださり、和紙の作り方や種類についてお話をお聞きしました。

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寺田幸代さん(右)

これは和紙のもとになる「楮(こうぞ)」という植物!皮のほうを薄くはいで使うそうです。

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この円盤状のものは、細かくした楮を固めたもの☆

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これを水に溶かして漉くと、和紙ができるんだそうです!意外と軽かったです☆

同じ楮でも、産地によって風合いのちがう紙ができるんだとか!!

みなさん、どんどん上達され、美濃和紙の高級感ともあいまって、なんとも雰囲気のあるステキな作品ができました✦✦✦

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そしてこの日はなんと、安藤さんの作品を特別に展示させていただきました!!

清涼感あふれる金魚や、ネコ、迫力満点のゾウ・ヤギなどの大型作品も!

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大型の作品は、1枚を完成させるまでに約1か月を要したのだとか!!

何十枚も練習を繰り返したうえで、1時間くらいで一気に描き上げるそうです!

専門の作家さんも、時間をかけて練習をされるんですね...

安藤さんは現在、長崎県にある長寿寺の天井画や襖絵を作成されていて、8月に完成予定とのことです!丸く大きな雲龍図や、繊細な花の絵がたくさん描かれているようで、楽しみですね☆

安藤さん、寺田さん、ありがとうございました!!

体験的絵画教室 デッサンの基礎3

5月26日、デッサンの基礎3回目は、ビニール袋に入ったトイレットペーパー!!!

これは難しそう...

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でも順を追ってじっくり描けば、そんなに複雑ではないんだそうです^^

やみくもに見えたままを描くのではなく、遠近法の図で形を把握すれば、格段に描きやすくなります✤

まずは、円筒形(トイレットペーパー)が四角い箱の中に入っていると仮定して、遠近法による見え方を理解します☆

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すると、トイレットペーパーの天井と底は楕円形に見えますが、遠近法で見ると、じつはちょっとゆがんだ楕円形になっていることがわかりました。

芯の位置も、真ん中じゃないんですね~

これならわかりやすいですね✦

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このことを意識しながら描くと、目の錯覚に惑わされず、正確なデッサンが描けます。

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トイレットペーパー本体が描けたら、問題はビニール...

でも意外と簡単!?

まず全体の形をとり、全体をうすく塗ってグレーにします。

明るいところを、練り消しゴムで押さえて白くすると、なんとも立体感のある袋が表現できました!

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こうしてみると、デッサンはワザと理屈がものをいうんですね✦

目からウロコ!の鉛筆デッサンでした。

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次は好きな絵を模写します!