あけましておめでとうございます!! 本年もよろしくお願い致します!!
1月5日から、‘収蔵作品展Ⅱ 美術考古館の隠れた名品、一挙公開’が始まりました!!
当館では、絵画、彫刻、工芸、書など郷土の優れた美術作品を中心に716点を収蔵しています。
ですが、通常の展覧会では、テーマを設定して、それに合わせた作品を展示したり、収蔵作品数が多い作家の個展として展示を行ったりしてきているので、普段は、なかなか見ることができない作品も多くあります。
そこで、この展示会では、これまで公開される機会があまりなかった作品や、新たに収蔵された作品を中心に、選りすぐりの隠れた名品たちを展示します!!!
それでは、展示品を少しだけご紹介します☆
東郷青児《夕焼けの空》 制作年不詳 油彩
こちらの東郷青児の女性の絵は、長いまつげ?やグラデーションが特徴的ですね~
これと似た印象の作品を、一度はどこかでご覧になった方も多いのではないでしょうか?
もう一つ、近代の日本を代表する絵師、狩野芳崖の作と伝わる、諸葛孔明を描いた作品です!!
こちらは2月11日(木)からの公開ですが、鮮やかな色づかいが新春にぴったりですね☆
伝狩野芳崖《祈山之孔明図》 (部分)襖絵8枚1組
三国志に登場する諸葛孔明が魏の国を攻略するため、祈山という場所で戦っている様子を描いているのですが、何となく優雅で上品な感じがしますね~
現在は8枚1組の襖絵として表装してありますが、当時は、なんと御所の襖絵に仕立てるために描かれたともいわれています!!
こんな迫力満点の襖に囲まれたお部屋に入ってみたいですね!!
このほか、あの東山魁夷の義弟で、色鮮やかでダイナミックに自然などを描いている川崎春彦や、諏訪地域にゆかりのある作家など、さまざまな作品を展示します。
洋画や日本画、彫刻など幅広い作品がたくさんありますが、中には江戸時代の僧、木喰上人の作った心温まる仏像も!!
時代をこえた名作が勢ぞろいです!!!
なかなか見られない美術考古館の名品を、この機会にぜひご覧ください!