今年度のアーティスト育成展は、長野県在住の写真家 かおてぃっくこすもすさんの作品展です。

かおてぃっくこすもすさんは、伝統的な銀塩写真の技術によってモノクロームの写真を撮影しています。
モノクロフィルムでの撮影と現像、引き延ばしというすべての工程を手作業で行っています。
作品は、春らしい桜を扱った作品をはじめ、枯れた立木や使われなくなった建物や車など、時の流れをテーマとした作品、ほのぼのとした味わいの動物の写真などです。
モノクロフィルムで撮影されたこれらの写真は、どこか懐かしく、味わい深い雰囲気があります。

会期中にはピンホールカメラを作って撮影するワークショップも開催していただき、銀塩写真の仕組みや工程を学ぶことができました!
手作業での撮影や現像はとても手間がかかることがわかりましたが、手作業だからこそできる微妙な明るさの調節なども可能なのだそうです。
デジタルでの撮影とは違って、現像するまでどんな画像が撮れたかがわからないので、暗室で現像するわくわく感は忘れられませんでした!
3月23日(日)には、かおてぃっくこすもすさんによるリードオルガンのミニコンサートも開催します。 展示会場で作品を背景にして、素朴な音色をお楽しみいただけます。
ぜひお聴きになってみてはいかがでしょうか?
展覧会会期中は、コンサートも含め入場無料、出入自由です。 皆様のご来場をお待ちしております!
