勾玉を作ろう

ただいま、美術考古館では特別企画展「天王垣外遺跡の勾玉・管玉~東京国立博物館から115年ぶりの里帰り~」を開催中です!

それにちなみ、実際に勾玉を作ってみるワークショップを行いました!

今回材料として使うのは、滑石という、柔らかく削りやすい石です。

実際に出土した弥生時代の勾玉とは違う材質ですが、名前の通り滑らかでとってもきれいな石なんです✨ 今回のものは薄いピンク色で、参加者の方にも好評でした。

ちなみに展示されている勾玉は碧玉というもっと硬い石で、全体に緑色をしています。

作り方は、まず石に鉛筆で薄く勾玉の形を下描きします。

それを目安に、砥石にこすりつけてひたすら削っていきます。

柔らかい石といっても、なかなか時間がかかります…

角ばっている所にも丸みを付けます。

全体の形が決まったら、粗いヤスリ、続いてもう少し目の細かいヤスリで磨き、最後に水を付け、一番細かいヤスリで磨いて削り痕を消していきます。

表面が滑らかになったら布でさらに磨いて光沢を出します。

きれいな勾玉ができました!

人によって少しずつ形が違うのでおもしろいですね。

実は、出土した勾玉も色々な形があるんですよ! ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。