5月の体験的絵画講座は、テンペラ画✦
テンペラ画とは、顔料を卵の黄身で溶いて描く絵です。
今の絵の具はチューブに入って売っていますが、昔(15世紀くらいまで)は、粉状の顔料をにかわ(動物の皮や骨を煮出したゼラチン)や卵で溶いて使っていました。
そのままだと画面にくっついてくれないので、接着剤として卵を使うそうです。
木の板にアクリル地塗り剤を塗って、下地をつくります。
そのまま木の板に絵具を塗っても、しみ込んでしまうためだそうです。
下絵を板に転写したら、鉛筆の線が摺れないよう、定着剤をかけます。
卵を接着剤にして銀箔を貼ります。
ポイントは卵を厚すぎず、ムラなく塗ることだそうです。
「きれいに貼れないわ…」という方もいましたが、幻想的な雰囲気に
粉状の顔料を卵で溶いて色を塗ります。
顔料を何色か混ぜたり、卵の量を変えて鮮やかな色や淡い色をつくったり…皆さんそれぞれ工夫をこらしたすてきな作品ができました!
6月は模写洋画に挑戦します!お楽しみに✦