収蔵作品展Ⅲ 増沢荘一郎が遺した昭和の情景―信州の風景・暮らし・祭り―

春の暖かさから一転、冬に逆戻りしてしまいましたね❄❄❄

14日の大雪(?)に大がっかりの職員UGです。

 

3月10日(木)から、収蔵作品展Ⅲ「増沢荘一郎が遺した昭和の情景」を開催しています!!

 

増沢荘一郎は、岡谷市出身の版画家です。

童画家としても有名な武井武雄に版画を教わり、小学校の教師をしながら、諏訪地域や信州の風景などをモチーフにした版画を制作しました。

 

実は岡谷は、全国的にみても版画が盛んな地域なんです!!

戦後、武井武雄が双燈社版画部会を結成し、増沢荘一郎もその会員になり、子どもたちや地域の人たちに熱心に版画を教えました。

当館で毎年行われている岡谷市内小学校児童版画展は、その伝統を引き継いだ展示会です。

 

それでは展示の一部をご紹介しますね☆

今年は7年に1度の御柱祭!まさにピッタリの一枚です。

背景の白と黄緑の模様が、春らしいめでたさを感じさせますね☆

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《’80御柱祭木落し》 木版多色刷 制作年不詳

 

こちらは諏訪湖の風景です。

同じ構図で、白黒と多色刷り、両方をご覧いただけます!

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《冬の諏訪湖》 木版 制作年不詳

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《諏訪湖穴づり》 木版多色刷 制作年不詳

構図は同じなのに、ぜんぜん印象が違いますね☆

白黒はシャープできりっとした感じですが、多色刷りはなんだかほっこりした印象✤

ほかの多色刷りの作品も、いかにも原色!というのではなく、どことなく懐かし感のある優しい色合いが多いです。

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《1975 卯年の春》 木版多色刷 制作年不詳

ほかにも、白黒も多色刷りもたくさん展示しております☆

展示総数30点!!! 増沢荘一郎の作品だけをこれだけ集めた展示は、当館では初です!!!

懐かしい昭和の思い出とともに、素朴であたたかい版画たちをお楽しみください❉

若い人たちやお子さまにも、レトロかわいい(?)世界が新鮮に映るかも!!

5月8日(日)までの開催です♪

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《安曇野》 木版 制作年不詳